弊社では、様々な業種のお客様に対して、運用フローや体制、特別な要件に合わせた仕様で、細かい要望でもしっかりとお客様と対話し、ビジネスに寄り添った開発をさせて頂いております。
お客様の要望を確認させて頂くと、パッケージをカスタマイズせずに、お客様の細かい要望に対して一から要件の整理・設計を行うことができるスクラッチ開発でアプリケーションを作り上げた方が、使いやすくシステムの構築ができ、利便性の高いものができる場合があります。
今回の記事では、そのようなお客様に対してフルスクラッチ開発で行った案件として、Google Cloud Platformを基盤としたWebアプリケーションの開発事例をご紹介いたします。
【お客様の抱えていた課題】
- エンドユーザ様からの予約受け付けはメールからの問い合わせのみ、その後の管理作業を手動で対応しているが、人手が足りずに作業が追いつかなくなってきている。
- メールでやりとりしていた物を、システム内でできる様にしたい。
- システム上で予約申し込みの一覧を可視化出来る様にしたい。
- エンドユーザ様とのコミュニケーションをWeb上でやりとり出来る様にしたい。
- Web上での見積書発行等の個別の複雑な要件に対応したい。
このようなご相談があり、弊社にて予約を受け付ける為のWebアプリケーションの開発検討を行うことになりました。
【アプリケーション概要】
<アーキテクチャ概要>
アーキテクチャはシンプルで、AppEngineをウェブアプリケーション基盤に、CloudSQLをデータベース基盤に利用しています。
App Engine
- Standard Environment(2nd Generation)
- Python3 runtime
- Djangoフレームワーク
Cloud SQL
- MySQL
<アプリケーションの機能(エンドユーザ向け)>
- 新規ユーザ登録
- 新規予約登録
- 予約状況の一覧照会
- Web見積書の発行
- Webフォームを通した管理側とのコミュニケーションの一元管理
<アプリケーションの機能(管理者向け)>
- ユーザ情報の管理
- 予約情報の管理・外部出力
- Webフォームを通したエンドユーザ側とのコミュニケーションの一元管理
【アプリケーション開発後の結果】
本アプリケーションを開発することで、予約受付作業の為に必要な工数が大幅に削減されたとのお客様からの喜びの声をいただいております。
今まで、メールで1通ずつしていたお客様対応の作業がシステム上で一括管理が可能になり、新規ユーザー登録や新規予約登録・、見積書発行等で二度手間になっていた作業がなくなる等、業務フローに合わせた様々な要件が改善されています。またエンドユーザ様とのコミュニケーションがWeb上で一元管理が出来る様になり、迅速にエンドユーザ様とのコミュニケーションが取れる点で業務効率化にも役立っています。
またGoogle Cloud Platform上での予約システム開発の為、自社サーバーを持たなくても良い点や、サーバーのスケーリングが柔軟にできる点は管理者様のメリットになっております。
今回の開発では、お客様それぞれの業務フローに合わせた要件に対応できるスクラッチ開発ならではのアプリケーション開発で業務改善を実現させていただいています。
このように当社ではGoogle Cloud Platformを利用したアプリケーション開発を行い、業務改善のお手伝いをしています。アプリケーションの開発によって業務を改善したい、といったお悩みがあればお気軽にご相談下さい。
上記の記事に関してご質問ございましたら、お問い合わせください。