Google Workspaceを導入された後、自社内でそれらがどの程度活用されているのかを可視化して確認したい、というニーズは御座いませんでしょうか。
管理者様としてはGoogle Workspace導入に対する効果として、組織内のコラボや社内の働き方の変化があったか等、しっかり把握しておくことも必要になっていくのではないでしょうか。
今回の記事では、Google ChatとGoogle Meetの監査ログデータの利用率を集計し、それらの活用状況を可視化したという事例をご紹介いたします。
【お客様の抱えていた課題】
- Google Chat及びGoogle Meetの利用状況を可視化したい。
- Google Chat及びGoogle Meetの利用状況の推移をグラフで見れるようにしたい。
- Google Chat及びGoogle Meetの利用状況を集計して分析したい。
このようなご相談があり、弊社にて利用状況の可視化をする為の開発を行うことになりました。
【アプリケーションの概要】
〈アプリケーションの機能〉
- Google Chat、 Google Meetの監査ログデータを取得
- 取得した監査ログデータをデータベースに格納
- データベースに格納したデータをGoogleデータポータルを用いて可視化
〈アプリケーションの構成〉
〈利活用可視化の分析軸〉
利活用の可視化においては、お客様が分析したい「軸」に沿って、以下のデータマートを作成し可視化を実現しています。
〈データマートの構成〉
データソース名 | 概要 |
月別個人別Meet情報 | 月別個人別でMeet集計結果を取得 |
週間個人別Meet利用率 | 14日前から7日前までの個人別のMeet利用情報を取得 |
日別会議別Meet情報 | 日別会議別でMeet集計結果を取得 |
月別個人別チャット情報 | 月別個人別でチャット集計結果を取得 |
週間個人別チャット利用率 | 14日前から7日前までの個人別のチャット利用情報を取得 |
〈可視化の分析例〉
上記のデータマートの分析軸を利用して、Google Workspace利活用の可視化を行いました。
可視化には、Googleが提供する公式の無料BIツール「Googleデータポータル」を使い、レポートを作成しています。お客様の要望にあわせて、表やグラフなどの種類のレポートを使い、様々な方向から可視化をいたしました。以下は一例のグラフとなります。
〈Googleチャット・Meetの利用件数の推移を可視化したグラフ一例〉
【可視化の結果】
上記の様なチャートを組織・チーム・個人毎などで作成して可視化することで、自社内におけるGoogle Workspaceの活用具合を確認することが出来るようになりました。
それぞれのツールの活用状況が解ったことで、次への必要なアクションへつなげることができます。Google Workspaceの強みである組織間のコラボレーションが生まれているかどうかも確認することができ、お客様からご好評をいただいております。
また、部門間あるいは社外とのコラボレーションの頻度なども同様に可視化して確認することが可能となります。
このように当社ではGoogle関連のサービスを活用したアプリケーション開発を行い、Google Workspaceをより便利にご利用頂けるようなお手伝いをしています。Google Workspaceを利用する上でのお困りごとがあればお気軽にご相談下さい。
上記の記事に関してご質問ございましたら、お問い合わせください。